検査用治具の製作

カテーテル・アタッチメント外周のミーリング面の位相を合わせる検査治具を製作しました。

 

 

カテーテル・アタッチメントを最後まで締め込むとミーリング面の位相が合うようにします。

図1 カテーテル・ アタッチメント

医療現場で施術者様が使用する際に締込み目安が一目で分かる様にしたい、とお客様からのご要望を頂き、当社で検査治具を考案し製作しました。

 

 

 

 

図2 検査治具

治具はネジゲージを使用し製作しています。

治具端面に3本の赤色の基準線を刻んであります。(図2)

組み立てた時の位相のズレを5°以下に収めるため、中心線から±2.5°の角度をつけた限界線を引きました。

 

 

 

 

図3 角度の確認

治具に部品を取付け、角度を確認します。(図3)

この治具で位相合わせした製品はネジを締めてもミーリング面があっており、納品後にお客様の受入検査で合格と評価をいただきました。

当社では検査項目にあわせて検査治具の製作も行っています。

六角穴加工

従来の少量生産品の六角穴加工はドリルで下穴を開け、六角パンチを用いてプレスで六角穴に加工する工程が一般的でしたが、多工程化することで生産リードタイムの長さ、コスト高、専用ジグ等が問題でした。

図1 六角穴ブローチ加工例

当社では専用ツールを用いて、一貫した生産で六角穴加工を行っています。
工程設計が自由なために、従来ではできなかった工程において六角穴加工が可能になり、工程集約による生産リードタイム短縮や低コスト化を図れ専用ジグが不要になります。
またプレス加工では困難な薄肉形状にも加工が容易といったメリットがあります。