エアーマイクロメータ

エアーマイクロメータ(空気マイクロメータ)は空気の流量で物の寸法を測る比較測定器です。

図1 エアーマイクロメータ

当社では公差が0~+12μmの内径ハードターニング加工の検査で使用しています。
一般的な接触式測定器より精密な測定が可能で、繰り返し精度も高いことが特徴です。
シリンダゲージ、マイクロメータ等に比べて測定時間が短く測定者による誤差が生じません。
また、非接触式のため測定物に傷をつけず、薄肉形状や軟材種でも精密測定が可能です。

表面粗さによって測定値に影響がでるため、測定面の表面粗さの管理と高精度な仕上げ加工技術が必要です。

六角穴加工

従来の少量生産品の六角穴加工はドリルで下穴を開け、六角パンチを用いてプレスで六角穴に加工する工程が一般的でしたが、多工程化することで生産リードタイムの長さ、コスト高、専用ジグ等が問題でした。

図1 六角穴ブローチ加工例

当社では専用ツールを用いて、一貫した生産で六角穴加工を行っています。
工程設計が自由なために、従来ではできなかった工程において六角穴加工が可能になり、工程集約による生産リードタイム短縮や低コスト化を図れ専用ジグが不要になります。
またプレス加工では困難な薄肉形状にも加工が容易といったメリットがあります。

グリップの空回りトルク試験

石川県工業試験場において性能評価試験を行いました。
グリップの把握力試験で限界点を調べました。

試験方法は4軸切削動力計「キスラー製9272」に社内制作のジグとテストピースを固定し
行いました。(図1)

図1 4軸切削動力計(石川県工業試験場)

図2 試験結果